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過走行車とは何kmから?10万km以外の目安や注意点も解説!

  • コラム

過走行車とは、その名前の通り走行距離が長い車のことで、多走行車とも言われます。
一般的には、1年間で1万km程度が標準的な走行距離とされており、10年以内に走行距離が10万kmを超えた車を指すことが多いです。

しかしこの定義には、10万kmを超えていなければ大丈夫なのか、実際には何kmまで走れるのか、過走行になったらどういったデメリットがあるのかなど疑問を感じている方も多くいらっしゃるでしょう。

今回は、過走行車について徹底解説しますのでぜひ最後まで読んでご参考になさってください。

 

過走行車とは?

「過走行車」という言葉には、明確な定義はありません。

上述の通り一般的には1年間で1万km程度が標準的な走行距離とされており、この平均走行距離を超えて走行している車は過走行車とされ、10万kmが目安となることが多いです。

 

 

皆さんも自身の乗っている車や、次に車を購入する時には10年10万㎞というのをざっくり目安として持っていらっしゃるのではないでしょうか?

ただし、車の使用状況や車種、年式によって、過走行の基準は変わってきますので、本来は多角的に見た方が良いです。

ここでは10万km以外の目安となる指標をいくつか紹介します。

使用状況で考える

1年1万kmという目安は実は結構信用できる数字です。

ただし、10年で10万km以下なら絶対にOKかというと微妙なところがあります。

10年で5万kmなど、極端に走行距離が短い車の場合は、もちろん過走行とは言いませんが、逆に劣化が進む原因となる可能性もあります。

逆に、10年で15万km走っていても隅々まで丁寧なメンテナンスが行き届いていれば、状態は良好だったりもします。

通常通りに平均的なメンテナンスを行いながら走行しているのであれば、1年1万kmと考えた場合の乖離があまりにも大きいと危険度も大きくなるという考え方が良いかと思われます。

長距離走っている車の例で言えば、伊藤かずえさんのシーマは32年で27万kmとのことですが、丁寧なメンテナンスを重ねていてフルレストアで1年半ほどの期間を挟んでいることを考えると、走行距離は多いですが、ものすごく状態の良い車であることがわかります。

車種で考える

車種によって過走行かどうかを考える方法もあります。

軽自動車はやはり10万kmを超えた辺りで過走行と言えるでしょう。

660cc以下の排気量で普通自動車と同じような道を走っているとどうしても劣化は免れません。

10万㎞を超えた軽自動車はかなり店頭での販売価格も下がってくるというのは皆さんもご存じだと思います。

1000〜1500cc程度のコンパクトカーも同様に、安全に乗ることを考えると10万kmを超えたあたりから過走行と言えます。

しかし、メンテナンス次第ではまだ大丈夫なことも多いので、毎年の法定点検時に気にしておき、不安要素は担当者の方に聞くようにした方が良いです。

ミニバンやSUVなどの大型車は、人気があるカテゴリーであることもあり、15万km前後走行していても高値で取引されるケースもあります。

しかし、後述しますが、13年で車検費用が上がったり、車両価値が下がったりするので過走行と言われる傾向にあります。

エンジンで考える

通常のガソリン車とハイブリッドカーがありますが、ハイブリッドカーの方がエンジンは長持ちすると言われています。

しかし、現在の所はバッテリーの方が寿命が短いです。
特に、近年出てきたE-Four、e:HEV、e-POWERなど各メーカーのハイブリッドの寿命はわかりづらいです。

なぜなら、まだほとんどの人が劣化した車に乗っていないからです。

極端な話、2022年モデルのクラウンに初めて搭載されたE-Four Advanceが何年持つか、何km走れるか正答できる人はいないと思います。

まだ誰も劣化したE-Four Advanceを見たことがないからです。

また、電気自動車は長くて15年などと言われています。

近年の電気自動車に対して、寿命が何年、何kmと判断するのは早いのではないかとも思いますが、丁寧に乗っているガソリン車より電気自動車のバッテリーの寿命が短いのは確かと思われます。

一部のいわゆるクラシックカーは本気でメンテナンスすれば50年経っても走れるのに対し、電気自動車はそもそもが長年走ることを想定されていません。

年式で考える

車の年式とは、その車が新車として運輸支局に初めて登録された年(初度登録年)のことです。

車検証で確認できますが、普通自動車の場合「初度登録年月」軽自動車の場合「初度検査年月」と記載されています。

日本車の場合、製造年月と登録年月にギャップはほとんどないので、そのまま計算して1年1万kmに従っている状態なのかどうかが一目でわかります。

過走行車の点検時に専門家の意見を聞く

このように10万km以外にも、過走行車には色々な要因があります。

続けて、過走行車についてのよくある疑問も見ていきましょう。

  • 走行距離が20万kmを超えたけど大丈夫?
  • 過走行車のオイル交換頻度はどれくらいがおすすめ?
  • 過走行車のリフレッシュの必要性って?

 

走行距離20万km超え

「10万kmどころか、20万km過ぎても余裕で走れる」という意見もあります。

確かに、新車登録からおよそ20年かかっていても、メンテナンスを重点的に行なっていれば達成可能な数字ではあります。

しかし、平均的な乗り方やメンテナンスをしているのであれば、法定点検に行った時に確認をしましょう。
10万㎞を超えたあたりからは、どのメーカーでも電気自動車でもガソリン車でも調子が悪い所や、交換が必要な部品が多くなってきます。

法定点検の時に急いで判断する必要はありませんが、じっくり考えてみて中古車としての価値が低そうであったり、車自体の不調があり不安があれば売却を考えても良いと思います。

 

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過走行車のオイル交換の頻度

一般的にオイル交換は3ヶ月から6ヶ月ごと、距離にすると3000kmから5000kmごとに交換した方がいい、とされています。

これは、過走行車の場合もかわりありませんが、エンジンへの負担を考えれば、通常よりもより意識的に交換することをお勧めします。

過走行車のリフレッシュの必要性

過走行車に引き続き乗り続けようと考える場合、どうしてもリフレッシュの必要性は視野に入ってくるでしょう。

リフレッシュは、劣化したパーツの交換、ということになりますが、エンジンに限らず細かく全体的に実施することもできます。

ただ、どこまで費用をかけてリフレッシュをしていくのかは難しいところ。

状態によってはいっそのこと廃車にしてしまった方がいい場合もあります。

車の状態、今後いつまで乗れそうか、リフレッシュを考えた場合の費用など、総合的に判断しましょう。

 

過走行車のデメリット

過走行車には、以下のようなデメリットがあります。

 

  • 燃費が悪くなる
  • 故障のリスクが高まる
  • 車検費用が高くなる
  • 買取価格が下がる

 

1つずつみていきましょう。

過走行車は燃費が悪くなる

車の部品は、走行距離が長くなるにつれて摩耗していきます。
摩耗すると部品の精度や機能が低下し、燃料の効率が悪くなります。
また、ガソリンでも軽油でもエンジン付きの車両は、エンジン内部や吸気排気のダクトにもカーボンが溜まってきますので効率が悪くなってきます。

電気自動車の場合はバッテリーの満充電量が減少しますし、充電時間も増えてきますので、やはり効率は悪くなってきます。

一度に悪くなる訳ではなく、劣化の初期段階の症状です。

故障のリスクが高まる過走行車

上記の燃費の部分と通ずるところがありますが、部品の摩耗や劣化が進行すると部品の精度や機能が低下し、故障の可能性が高くなります。

特に、エンジンやブレーキなどの重要な部品や、タイヤなどの消耗品は、走行距離が長くなるほど摩耗が早くなります。

タイヤなどの消耗品は交換で新品に変えることもできますが、エンジンやブレーキはメンテナンスの手間や費用などの負担がかかってしまいます。

特にエンジンは付属する部品が多く、その付属部品の交換修理が滞るとエンジン本体が悪くなってしまい、その修理費用はは非常に高額になるケースがあります。

車検費用が高くなる

車検費用には自動車重量税が含まれていますが、新車登録から13年経過すると高くなります。

さらに5年(新車登録から18年)経過するとまた増税となります。

上記の税金は確定で上がりますが、初年度から多くの年数が経過した場合は車検や法定点検で不具合が見つかって、整備料金がかかってくる可能性が高くなります。
初年度から年数も経過してますので、これからの不具合を避けるための部品の交換や耐用年数が経過している消耗部品も増えてきますので、当然交換部品点数は増えてきます。

状態がよければ問題ありませんが、不具合が見つかった場合に自動車重量税よりも大きな負担がかかるのは整備費用の方です。

過走行車は買取価格が下がる

車として不具合が多いもしくは、不具合が多くなる可能性が高いので、当然ながら買取価格も下がります。

中古車としての売却を考えている方は、10年10万㎞は当然意識しておられると思いますが、これを超えてからは少し低めに考えておいた方が良いかもしれません。

さらに、中古車として価値がないと判断される可能性もあります。

買い取り専門店や車屋さんで新たな車を買い替えた時の下取りなどで金額が付きません、いわゆる0円廃車という状況になることがあるかもしれません。

その場合はその場で0円で廃車にするよりも、地域に根差した廃車買取業者に依頼した方が良いでしょう。

全国型の廃車買取業者(一括見積りなど)は、結局その地域の地元の廃車買取業者に売却されることになります。

中に第三者(=全国型の廃車買取り業者)が入ることで当然手間も費用もかかり、トラブルになるケースもあるそうなので、地元の信頼のおける廃車買取業者に依頼した方が良いでしょう。

熊本県では田島車輌が県内どこでも過走行車の買取に伺います!

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まとめ

過走行車は、10万km超過以外にも色々な指標があります。1年1万kmを基準に考えた方が確実です。

使用状況、車種、エンジンやバッテリー、年式など多角的に見て判断した方が良いでしょう。

デメリットが出始めたら、過走行になりつつある合図です。

点検時に確認すると確実ではありますが、手遅れになっている場合もあります。

大事なお車なので慎重な判断が必要ですが、廃車にするのであれば熊本県内でしたら田島車輌が買取いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

一般的な車の買い取り専門店やディーラーさん、中古車販売店さんが車の買取価格を査定する場合は、日本国内の中古車相場から買取り金額を算出しておりますので、どうしても金額が付かない車(0円車)というものが出てきます。

田島車輌では海外向け中古車、海外向けパーツ、スクラップ相場からも買い取り価格を算出しますのでどんな車も買い取り可能なのです!

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