車の寿命は20年持つ? 新車から廃車まで長く乗る工夫とコツとは
- 廃車買取コラム
かつて、8年〜10年などと言われていた車の寿命も、技術の向上による高性能化に伴い、年々伸びてきています。
昨今の新車は、実際のところ購入から何年くらい乗り続けることができるのでしょうか。
現在の最新車種の「車の寿命」について、今回は解説していきます。
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一般的な車の平均寿命は13年から14年

「車の寿命」を一般的にイメージした場合、やはり一つの区切りになるのは「10年・10万キロ」だと思います。
10年乗り続けている、10万キロ以上走っている、と言えば、「長く乗り続けてますね!」「かなり走ってますね!」という意見が返ってきても全く不思議ではありません。
しかし、令和5年3月末の一般財団法人自動車検査登録情報協会の調査によると、乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.42年であり、2年連続で短期化しているものの、それでも13年という長期の使用年数が数字として現れています。
軽自動車の場合はそれよりもさらに長く、13.84年です。
平均の数字ですから、当然15年16年、20年と使い続けられている方もいらっしゃるということで、現在では車種や乗り方によっては、かなりの長期間、同じ車に乗り続けることができるということがわかります。
ハイブリッド車・電気自動車(EV)の寿命はどう変わる?
近年増えているハイブリッド車やEV(電気自動車)は、ガソリン車とは異なる構造を持つため、寿命の考え方も変わってきています。
特に心配されるのが「駆動用バッテリー」の寿命ですが、現在の車種では10年・20万キロ以上の耐久性を想定したものが増えており、メーカー保証も8年または10万キロといった長期保証が一般的になっています。
また、モーター駆動はエンジンよりも可動部品が少なく、摩耗箇所が少ないことから、適切なバッテリー管理ができれば、走行系の寿命はむしろガソリン車より長くなるといわれています。
一方で、バッテリー交換となると高額になることが多いため、寿命を迎えるタイミングと費用のバランスを見極めることが大切です。
エンジンの寿命は車の寿命

イメージ以上に長く乗ることができるようになっている昨今の自動車ですが、「車の寿命が10年」と言われる理由の一つとして、エンジンの寿命がそのまま反映されている、ということができます。
一般的に、高額な交換工賃のかかるエンジンのタイミングベルトが、10万キロ毎に交換が必要となります。
そのタイミングで乗り換えを検討する人が多かったので、「10年乗ると車の寿命である」と言われることが多かった、ということもあるでしょう。
当然のことながら、エンジンが故障してしまえば走れませんから、10年以上、長く乗りたいと考えるのであれば、注意深くエンジンの故障については気を付ける必要があります。
また、走行距離が10万キロを超えると、クーラーのコンプレッサー、充電器であるオルタネーター、風を送り出すブロアモーターなど、補器類の故障や交換が必要なことが多くなってきて、たびたびのドック入りや修理代で乗り換えを検討する方も多いようです。
ひとたびエンジンが故障してしまった場合、修理代金に数万円から数十万円、場合によっては100万円単位、交換になるとそれこそ100万円以上かかるケースもあることから、基本的にはエンジンの故障=車の寿命と考えても間違いではなさそうです。
「サビ・腐食」は見落とされがちな寿命要因
車の寿命と聞くとエンジンや走行距離に意識が向きがちですが、実はボディやフレームの“サビ”も大きな寿命要因です。
特に、積雪地域や海沿いのエリアでは、融雪剤や潮風の影響でサビが進行しやすく、車検に通らないほど腐食が進むケースも珍しくありません。
下回り洗浄や防錆コーティングといった日頃のメンテナンスで、サビによる寿命を大幅に伸ばすことができます。
新車登録から13年を超えると自動車税がアップ

車の寿命を考えた場合、乗り方やメンテナンスの仕方によっては、考えているよりもずっと、長い期間利用し続けることができます。
しかし、一般的に言われる車の寿命としての13年は、自動車税という面から見た場合の一つの区切りの年数である、という点にも注目しておきたいところです。
新車登録から13年を超えると、自動車税が概ね15%ほどアップします。
そのため、高くなった自動車税を嫌って、車の寿命、というほどではなくても、13年を境に買い替えを検討し、廃車買取を利用されるケースも増えてくるというわけです。
新車購入の段階で、購入後10年だけでなく、13年も一つの区切りとして意識しておいてもいいかもしれません。
長期間乗るなら把握しておきたい維持費の変化
車を長く乗り続ける場合、故障リスクだけでなく、年式に応じて上がる維持費にも注意が必要です。
自動車税の経年課税だけでなく、古い車は燃費が落ちやすかったり、任意保険も車両保険が付けにくくなるなど、さまざまなコスト変化があります。
10年以上乗ると決めている場合は、こうした維持費の変動も踏まえて、買い替えと乗り続けるメリットを比較しておくと安心です。
車の寿命の長期化・20年乗るための工夫とコツ

愛車にできる限り長く乗り続けたい、車の寿命を少しでも伸ばしたいという方は多いと思います。
ここからは実際に20年という長期にわたって同じ自動車に乗り続けるためのコツや工夫について、解説していきます。
定期的なメンテナンスの実施
20年以上の長期、同じ車に乗り続け、車の寿命を伸ばしたいと考えるのであれば、当然定期的なメンテナンスは必須です。
メンテナンス実施の際には、消耗した部品の交換等も実施していく必要があり、一定の保守費用はかかってきます。
そうした保守費用まで含めての車の寿命の長期化、ということにつながります。
エンジンオイルの交換程度の費用であればそれほど負担もないと思いますが、これがタイヤの交換だったり、主用部品の修理や交換という話になると、かなり大きな費用になってしまうこともあります。
とはいえ、こまめなオイル交換こそが長く愛車に乗り続けるコツの基礎の基礎というのは覚えておいてください。
それらメンテナンスに要する費用感と合わせて、自分にとってその車に長期間乗り続けるのが正解なのかどうか、確認した方がいいでしょう。
車の違和感を見逃さない
人間の場合も、病気の早期発見は非常に大切なのと同じように、車の場合も問題があるのであればできるだけ早くそれに気づき、解決していくことで全体の負担を減らすことができます。
少しでも違和感を覚えたのなら、早めの点検を意識することで、結果的に車の寿命の長期化を実現することができます。
運転しないケースを減らす
長く乗り続けたいのであれば、大切にすればいい、つまり、自動車に乗る頻度を減らせばいい、という考えもあると思います。
しかし、逆にあまりにも乗らなすぎるのも考えものです。
定期的に動かしてあげないと、バッテリーや部品が劣化するなど、逆に消耗を進めてしまう恐れもあり、「適度に乗る」ということを意識しましょう。
寿命を左右する「乗り方」のポイントとは
車の寿命はメンテナンスだけでなく、普段の乗り方によっても大きく変わります。
- 急加速・急ブレーキを避ける
- エンジンが暖まる前の無理な高回転を控える
- 長時間アイドリングをしない
- 急な段差を避け、サスペンションの負担を減らす
これらの運転習慣を心がけることで、エンジン・足回り・ブレーキなどの負担が減り、結果的に寿命の延長につながります。
寿命まで乗り続けると中古車買取してもらえない?

長期間、車の寿命を伸ばして同じ車に乗り続けた場合、部品がなくなり修理もできなくなり、最終的には中古車買取もしてもらえなくなる可能性があります。
もし、中古車買取を前提に考えているのであれば、あまりに長く乗りすぎるのではなく、タイミングを見て買い替えを検討する方がいいでしょう。
逆に、限界まで乗り続けたい、という場合には、中古車として買取してもらえない可能性を考慮し、次のステップとして廃車買取を考えておきましょう。
中古車として買取してもらえなくなった車でも、廃車買取なら対応することができます。
寿命を迎えた車でも「廃車買取」なら価値が残る
中古車としての価値がなくなった車でも、廃車買取ならエンジン・外装パーツ・金属資源などに価値が残っており、0円どころかプラス査定になるケースも少なくありません。
特に海外では日本車の耐久性が高く評価されており、国内で価値の低い古い車も、海外需要によって高額買取になる場合があります。
「もう売れないかも」と思うタイミングでこそ、廃車買取の活用を検討してみると良いでしょう。
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